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2009年7月30日 (木)

「いざ」という時に備えるリスクヘッジとその方法について

すでにセミナーから相当日数が経ってしまっていますが、楽天証券10周年記念投資セミナーから福永博之氏の講演です。

福永氏の講演はリスク回避の話。かなり、ためになる内容でしたよ。

早速、内容に入ります。株式投資には3種類のリスクがあります。
どんなリスクがあるかと言うと、流動性リスク、信用リスク、価格変動リスクの3つ。

流動性リスクは、換金しようと思ったとき、希望した価格で売れない可能性のあるリスク。
信用リスクは、投資企業が倒産してしまうリスク。
この2つは取引開始前に、回避することが可能なリスクだ。
流動リスクを回避しようと思えば、売買の少ない銘柄は避け、信用リスクを避けようと思うなら、営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー(フリーキャッシュフロー)がプラスになっている企業を選べば良いのだ。

しかし、価格変動リスクだけは、取引成立後に発生するリスク。
価格変動リスクを回避するにはリスクヘッジが有効になる。
リスクヘッジに最適なのが、日経225先物や日経225mini。
ただし、リスクヘッジは、利益を上げるための取引ではないことを肝に銘じておくことが重要。

先物ヘッジの枚数を、何枚にするかは時価評価額とβ値から算出する。
β値は銘柄ごとに決まっていて、市場平均(日経平均)との連動係数と言っていいだろう。
β値が1なら市場と完全に連動。2なら市場平均の2倍の値動きがあることを示す。
要するに、時価評価額とβ値を掛けた価格が、市場平均に引きなおした時価総額となり、これを全銘柄分足し合わせることで、ヘッジすべき先物の額が分かり、枚数が計算できるのだ。

例をあげると、以下のようになる。このときの日経平均は10,000円とする。

銘柄A:株価500円、1000株、β値1.50
銘柄B:株価2000円、200株、β値0.95

このポートフォリオの時価総額は、以下の計算式で分かるように113万円となる。
500×1000×1.50+2,000×200×0.95=1,130,000

ちなみに、日経225miniで100倍のレバレッジがかかっているので、1枚で100万円分のヘッジが可能。
そこから、日経225mini1枚でヘッジすればいいことが分かる。

仮にこのあと、日経平均が下がり8,000円になったとする。
そのとき銘柄Aの株価が350円、銘柄Bが1,500円だったとしたら、持ち株は25万円の損失になる。
しかし、ヘッジで20万円の利益になるため、トータルの損失を5万円に抑えることができるのだ。
さらに、ヘッジで得た20万を利用して、銘柄Bを100株買い足すこともできてしまう。

長くなったが、これが価格変動リスクの回避方法。
相場の雲行きが怪しくなってきたら、是非ヘッジをしてみてようという話でした。

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