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2010年4月22日 (木)

フレーミング効果

今回は少し趣向を変えて心理学的な話。
フレーミング効果についてです。

フレーミング効果とは、説明のしかたにより意思決定に違いが出る現象です。
これだけでは、何のことだか分かりませんので、例を挙げて説明しましょう。

治療Aでは1年以内に死亡する確率が33%です。
治療Bでは1年以上生きられる確率が67%です。
どちらの治療法を選択しますか?

ほとんどの患者は治療Bを選ぶそうです。
お分かりだと思いますが、どちらも同じ治療法です。

メリットを大きく、デメリットを小さくすることで、意思決定を操作することができます。
次の例をみると良く分かると思います。

ある村の住人1000人が伝染病に感染しました。
放置すると全員死亡してしまいます。
そこで対策案としてA案とB案が提示されました。

Q1)
A案による場合、300人が助かる。
B案による場合、70%の確率で全員が死亡する。

Q2)
A案による場合、700人が死亡する。
B案による場合、30%の確率で全員が助かる。

これもお分かりでしょうが、Q1とQ2は同じことを言っています。
しかし、多くの人がQ1ではA案を選択し、Q2ではB案を選択したそうです。

それでは株の話で例えてみましょう。

ある投資で100万円の含み益が出ています。
このまま投資を継続すれば、70%の確率で利益が130万円になります。
しかし30%の確率で利益はゼロになります。

ある投資で100万円の含み損が発生しています。
このまま投資を継続すれば、70%の確率で損失が130万円になります。
しかし30%の確率で損失はゼロになります。

多くの投資家は、利益が出ているときは利益確定を選択し、損失が出ているときには継続を選択するそうです。
合理的な判断ではありませんね。

言い回しにだまされず、数字をちゃんと見て判断すること。
良い面だけを見るのではなく、逆に捉えて考えてみることも大事です。

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