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2010年7月13日 (火)

グローバル経済と日本の進路

予想通り、参院選は民主党の大敗で終わりましたね。
まーくんにも予想がつくくらいのことですから、とっくに株価は織り込み済み。
消費税増税懸念も遠のき、アク抜けにつながるのではと考えています。

そんな裏では、ワールドカップの決勝がありました。
経済の見地から見れば、いま不安の震源地。
スペインの優勝は好材料ですよ。
できすぎた結末だなといった印象です。

それはさておき、本日の本題は楽天証券11周年記念投資セミナーより、竹中平蔵氏の講演「グローバル経済と日本の進路」です。

それにしても、小泉さんと竹中さんが講演するセミナーはなんとも贅沢ですねぇ。

それでは、さっそくいきます。

世界経済はLUV型に分類される。
L型:ズドンと下がり底這いする欧州型。
U型:底をつけた後、緩やかに上昇する米国型。
V型:ここまでくれば想像するのも容易だが、底をつけ急回復する中国を中心とした新興国型。

日本はL型とU型の中間に見えるが限りなくL型に近い。

次にギリシャ。
いま大問題となっているギリシャの問題は、いまに始まったことではない。
2年毎に同じことが繰り返されていた。
ただギリシャの政権交替により明るみに出てしまっただけ。

そもそもギリシャなんてEUの3%にすぎない。
ギリシャが破綻しようがたいした問題ではない。
問題はEUの13%あるスペインなどに波及することだ。

そして隠された問題として、これらの懸念されている国の国債をフランスやドイツの銀行が多く抱えていることがある。
ドイツがギリシャを支援しているのは、決してギリシャのためを思ってではなく、ドイツの銀行のためにしているのだ。

そして米国。
リーマンショックなどにより、バランスシートは傷ついたが、ファンダメンタルは変わらず良好。気にすることはない。

中国は・・・
GDPで中国がアメリカを抜くのは思ったよりも早まるだろう。
それは人民元高によりドルベースのGDPを押し上げるからだ。

しかし中国も2010年台後半以降に危機がやってくる。
生産年齢人口が減少を始めるためだ。
それにあわせて上層部の入れ替えも、この時期にやってくる。

ラストは日本のお話。
事実を見誤ると処方箋を誤る。
菅総理は事実を見誤り、増税を行おうとしている。

そもそも増税の話の元となったG20で日本は例外扱いを受けた。
これは他国が需給ギャップを埋めて、次の段階に進んだのに対して、日本はまだ需給ギャップを埋めていない。
まずこれを達成してから、次の段階に進みなさいというのが本当の意味。

増税で経済が成長するケースは以下の2つしかない。

ひとつは、大恐慌により誰もお金を使わない状況。
こういう時は、国がお金を集めて変わりに使ってあげることで成長する。

もうひとつは、経済が未成熟で民間よりも政府が賢いとき。
こういうときは、政府がより有効に使うことができるため成長につながるのだ。

いまの日本ではどちらも当てはまらないため、増税による経済成長はないだろう。

しかし日本でも法人税の議論が上がってきたのはいいこと。
竹中氏の試算では、現在の法人税率40%から香港並みの17%まで下げることが可能だと言う。
なぜかというと、現在の法人税の税収は10兆円程度。
これを17%まで下げると、約5兆円が不足する。
そこででてくるのが子供手当。
これをやめればちょうど5兆円節約できるのだ。

ざっくりと、このようなお話でした。

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