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2012年8月 1日 (水)

2012年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し

楽天証券サービス開始13周年記念セミナーより、堀古英司氏の「2012年後半に向けての米国経済・株式相場の見通し」です。

講演を自分なりに噛み砕いてまとめたつもりですが、内容に誤りがあるかもしれません。
その点をご了承お願いします。(指摘していただけるとありがたいです)

1993年当時の日本の名目GDPは477兆円。これは現在と同水準の475兆円。
20年間全く変わっていないのだ。
理由は、日本はマーケットの力を利用せず、マーケットに反したことをしているためだ。

マスコミも市場が下がっているときには大騒ぎするが、上がっているときは無関心。
その証拠にリーマンショック時に堀古氏は何度もメディアから呼ばれたが、上昇時になったら全く呼ばれなくなった。

いまは100年の一度の危機があり、お金を使おうとしない。
いつ次の震災がくるか、いつ会社がなくなるか不安

これを解決するにはお金を使う人を優遇しなくてはならない。
消費税増税なんてもってのほか。マーケットに逆らっている。

マーケットの歪
があれば、歪を作った人に返ってくる。
もし歪を見つけることができれば、そこで利益を上げることができる。

2000年前半、米国では景気が良くなっているのに、金利が上昇しないという現象があった。
これは、日本政府による為替介入→米住宅バブル→リーマンショック→日本の為替損40兆円という結果となっている。
これもマーケットに逆らったためだ。

ユーロの問題
ユーロでは通貨だけを統合して、財政(国債)を統合していない。
今後は財政も統合に向け動く必要がある。

また日本のギリシャ化はありえない。
そもそもギリシャの問題は粉飾
そしてギリシャは外国人の国債保有比率が高い。
ギリシャと日本で似ているところと言えば、赤字が多いというだけ。
ギリシャと日本では問題が違うのだ。

民間企業であれば、不況下では以下のことを行います。
1.資産の売却
2.リストラ

間違っても商品の値上げなどは行わない。

日本政府に置き換えると、1.2を行わず商品の値上げに相当する、消費税増税を行おうとしている。

もし仮に日本国債が暴落したら買い戻せばよい。
その分の借金が棒引きになる。こんないい話はない。

現在のリスクプレミアムはリーマンショック時と同水準。
リスクプレミアムが高い理由として、以下がある。
・欧州債務問題
これは中長期の問題なので、すぐに解決するものでもなく、スペイン、イタリアが破たんすることはありえない。
・米国大統領選挙(出所:Intrade)
オバマ再選確率55.8%→現職有利
下院 民主党過半数15%→共和党で決まり
上院 民主党過半数32.6%
民主党が選挙に勝つとマーケットには逆風。
しかし、その可能性は低いため、最悪の事態にはならないだろう。

米国景気
住宅指標は底打ち。先行指標である住宅、建設企業の株価が上がっている。
2006年以降住宅価格はずっと下がり続けてきた。
住宅価格が上昇することになると、住宅は不良債権から優良債権に変わる。

また、円は史上最高値水準。
日本からみると米国株は割安
S&P配当利回りが国債配当利回りを上回るという、金融危機以来の大チャンス

また過去の消費税UP時の為替を見ると、以下となっている。
3%になったとき 123円→160円
5%になったとき 124円→147円
税1%につき、ドル円は10%円安になる。

今後、5%上がるとすると 80円→120円になるだろう。
円安の流れは間違いない。

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